灯籠まつりと菊まつり」   平成30年元旦 三條新聞より

弥彦灯籠まつりなどの観光行事について新しい計画はありますか。

村長 弥彦灯籠まつりは昨年度、領事館の人を招待して、中国の人にもお見えいただいた。伝統行事を見ていいただいて、自国のみなさんに説明していただければ、将来の観光誘致につながる。 

弥彦菊まつりは出展が減少してしいます。米山知事にも現状を伝えましたが、来年度、何か新しい取り組みは考えていますか。

村長 今年度から首都圏で菊を販売しようと試験的にやって見たが、結果は失敗。宅配便では菊が傷んで運べない。なぜ販売しようかと思ったというと、現在の出店は六十代から七十代の人が中心。これから高齢でやめる方がドンドン出る。十年後に三千鉢というのは無理な世界。十一月の入り込み客数は平均五十四万人。今は旅館も満員になるが、これが二、三十万人になったら、旅館は通常の月と同じくなる。なんとかしないとならない。菊は手間暇、カネがかかり、若い人でやっていく人はいない。何とか利益を出せるようにしたい。米山知事には昨年、菊を届けたとき菊の栽培の状況を報告した。終わった菊は廃棄すると言ったら「もったいないですね」と反応して、菊の宅配について県でやると即答してくれた。すぐにとはいかないが、その方向で努力したい。

 

「2020年東京オリンピック・パラリンピック」

…2020年、東京オリンピック・パラリンピックでは来年度の計画は何かありますか。

村長 経産省は今年度、プライムフライデーの旅行PRで全国十市町村選んでポスターを作成したが、新潟県からは弥彦村と村上市が選ばれた。これはオリパラ首長連合の事務局に職員を派遣し、私も役員をしているため。新虎通りはようやく出ただけで、効果があるとは100%思っていない。首長連合に参加したのはオリパラ開催年に弥彦村が少しでも前に出られるようにするため。小さいところが何もしないで「お願いします」と言っても相手にされる訳がないので四年間、職員を派遣した。目標は2020年。いろいろなところで声がかかることを期待している。職員の派遣は二年の約束なので三月に交代して引き続き出向させる。

 

「ふるさと納税好調」

…ふるさと納税の今年度の状況はどうですか。返礼品の見直しを行う考えを示していましたが、来年度はどうなりますか。

村長 今年度も好調で二十九年度当初予算の三億円、返礼品を引いて九千万円は達成できると報告を受けている。返礼品は村の農産物が中心で、豪華なものはない。歴代の総理大臣も五割はおかしいから三割と言ったが、別の総理大臣は自治体で判断してやればいいと言っている。総務省としても行政の連続性があるので前大臣言ったことをやるのは当たり前。ありがたいことに税収は増加しているのでふるさと納税は続けていきたい。返礼率検討することは考えていない。

 

「弥彦のブランド米『伊彌彦米』」

…弥彦のブランド米「伊彌彦米」は知名度が上がってきたと思いますが、これまでの成果と、今後の計画について聞かせてださい。

村長 「伊彌彦米」はおかげさまで好評を得ている。二十八年度のふるさと納税の八割がコメでその多くが「伊彌彦米」二十九年度のふるさと納税も前年同月比で220%、その七割がコメ。村としても限界があるので、十億、二十億は考えていないが、五億くらいが限界かなと思う。

…県の新しいブランド米「新之助」はどうですか。

村長 二十九年度の作付けは前年の24倍の14.6ヘクタール。新之助は来年度が勝負を決める年になるのではないか。個人的にはコメの食味は限界に来たと思う。昔のコシヒカリと北海道産のコメという違いはない。あとはPRを大事にしないとならない。

 

「地震と水害対策」

…防災について来年度の計画はありますか。

村長 弥彦の防災対策は地震と水害対策。大河津分水が切れたときどうするか。昨年は「まるごとまちごとハザードマップ」標語看板を設置し、少しは意識が高まったと思うが、本当に起こりうることをやらないとならない。来年度も防災訓練をするが、もう一段、危機意識を持ったなかで検討していきたい。

 

「来年度は弥彦小学校の大規模改修」

…来年度予算はどの程度の規模になりますか。目玉となる事業はありますか。

村長 おもてなし広場整備、駅前広場整備の二大事業も完了を迎え、来年度以降はその維持管理がはじまる。来年度は弥彦小学校の大規模改修に入り、規模としては今年度並みの三十七億円程度を見込んでいる。新規事業に就いては原則ダメとはいっているが、やるなら既存事業をカットして欲しいと言っている。前村長はトップダウンで「良い、悪い」を決めたが、今年から総務課の管理職三人が担当課職員からヒアリングしてムダを削ったものを私の方に持ってきて最終決定することに決めた。トップダウンは財政を100%知っている人か、恣意的な運営しかない人かのどちらかだ。二十八年度、二十九年度はなんとか回ったが、三十年度はそれではできない。

…最後に新年の抱負を聞かせてください。

村長 同じことだと思うが、みなさんが元気で明るくニコニコしている村、お年寄りが健康で長生きできる村、子供が自分の能力十分に発揮していける村をつくること。当たり前のことをやっていく、奇をてらう必要はない。

…ありがとうございました。

  平成30年元旦 三條新聞より