元服の礼  人間は教育のよろしきを得れば、知命、立命の教養を積めば、その人なりに大成する。それから先はいろいろの経験が加わって鍛錬陶冶され、いわゆる磨きがかかるだけで、人そのものは十七、十八歳でちゃんとできる。満十五、十六歳で元服の礼を行った昔の人は、近代の科学的研究からみても実に正しい、妥当であるということが立証されている。 安岡正篤一日一善より