平成30年6月4日(月)三條新聞 合流点

 広言する「迷走」は迷言を発した本人のことではないのか 

まもなく弥彦村の六月議会が始まるが、H・K議員の一般質問に興味がわく。昨年十二月議会で「検証・小林村政三ヶ年の迷走」と題する質問で、その内容を紹介する議会だよりを読んだが、村長答弁の要の部分が欠落していると思った。

基本姿勢と公約の実現を問われて、公正・公明正大、情報の公開、子育て支援強化、近隣市町村との連携・信頼関係の強化、弥彦観光ホテル問題の解消などについて答弁していたのだが、意識的に削除したのだろうか。

「迷走」という言葉は総務課長・副村長時代の政策との比較で言っていると思うのだが、過去の一般質問でも検証・小林村政二か年の歩み、警鐘 ・おもてなし広場構想、 談合疑惑の早期解決など一読するだけで、とんでもない村政を連想させる。

H・K氏の言動から村長選を思い出してしまった。独善と不公平と不透明な行政運営を批判すれば排除される政権に、四選阻止がなければ弥彦村は沈没の憂き目に遭うという危機感があった。そのため新村長に期待したのが「公平公正な村政運営と情報公開」だった。

小林村政三ヶ年の施策を議事録や報道からうかがえるのは、迷走どころか村の発展のために積極的な行政運営と新しい政策により進歩発展している。にもかかわらずあの手この手の妨害でスピードを遅らせたのがH・K氏をボスとする数人の議員でなかったか。

私なりの小林村政を振り返り、主なものを挙げてみた。

一年目は、三十万円にも満たないふるさと納税を攻めの対策に転換した結果、寄付金は半年で一億円を超え、その後は毎年三億円を突破。伊禰彦米のブランド化。東京都心で弥彦村をPR。

ニ年目、旧弥彦観光ホテル解体事業。防犯灯・街路灯のLED化。農産物直売所オープン。

三年目、おもてなし広場グランドオ-プン。ミッドナイト競輪開催。広域水道事業への参加。

三年間の村政運営は、批判と抵抗に遭いながらも過去の遅れを取り戻すべくいろんな積極策により改革改善され活性化してきたと実感している。 最近では、降ってわいたサイババ騒動の早期決着や雪害で通行止めとなった登山道を県の補助金で整備に着手したと報じられた。

弥彦村の喫緊の課題である財政健全化のための外部監査を否決し続けたのはだれだ。ホテル解体の入札条件の言葉尻をとらえて議会で否決したのはだれだ。おもてなし広場整備の一括入札を「縁もゆかりもない業者はとうてい容認できない」と声高に反対したのも同じ人たちだ。

分割入札となったお陰で完成が半年遅れの工事費も一千万円も増え、そのしわ寄せが周辺整備に影響し、植樹はおろか、 草花さえ植えられない中途半端ななありさまだ。

観光地でありながら気楽に休む場所がないと指適されていた弥彦。祭りでもなければ駅から神社まで歩く人もわずかな寂しげな弥彦。温泉地でありながら足湯場の発想もなかった弥彦。

足湯を常設した「おもてなし広場」オープン後は、観光地らしく門前通りや路地裏を歩く人が多くなったとみんなが話している。私も様変わりした様子を毎日見ている。 広言する「迷走」は、己れが正しいとばかりにかずかずの迷言を発した議員本人のことではないか。 

(弥彦村・本村の年寄り)